「手紙」 [2006年10月31日(火)]
試写会で見てきました。
「手紙」です。

予告編で見ているだけで、
なんだか泣ける映像なので、
けっこう期待していきました。
…が、予告編で充分?、、(^^;;
小田和正さんの主題歌、
「言葉に出来ない」が流れているから。(汗)
予告編だけで泣けてくるので、ちょっとズルイかも??

脚本はいいと思います。
だからこそ監督は映像でがんばらねばならないのです。
監督は「3年B組 金八先生」などで有名で、
日本テレビ界が誇る名演出家(とチラシに書いてあった)、
生野慈郎(しょうのじろう)氏。
そのためなんでしょう、
スクリーンで映画見ているのに、
映画見ている感じがしなかったんですよ。
TVドラマ見ている印象しか残りませんでした。

具体的に書けば、
映画の画面というのは、
大きなスクリーンそのものが演出だと思うのです。
それは色であったり、背景であったり、
あるいは画面そのものの印象で、
そこに映る登場人物の心情を表せていたり。
この「手紙」には画面からくる印象がないのです。
役者さんの顔のアップでセリフ回しが行われるだけ。
それもセリフごとに交互交互にカットが切り替わるから、
忙しくて仕方ないイメージ。
カメラも固定がほとんどだし、
背景も寂しい、、というか、
役者のアップが多いので背景は関係ない感じ。
これはどう見てもTVドラマの画面&演出です。
映画の映像ではないと思いました。
先にも書いたとおり映画というのは、
画面の端から端までが全て演出だと思います。
だからこそ見ている観客は画面に心を奪われ、
その中の役者に感情移入できているのだと思います。
先の記事にも書きました
「ただ、君を愛してる」と、
この「手紙」を見比べてもらえれば、
映画の映像演出と、TVドラマの映像演出の違いが
解っていただけると思うのですが、いかがでしょう?
私が「ただ、君を愛してる」を、
“こういうのをいい映画というんです”
と表現したのも、
実はこの「手紙」の方を試写会で
先に見ていてガッカリしたからです。
映画というのは映像そのものが演技なんだと、
TVドラマではないのだと認識させていただきました。

ただ冒頭にも書いたとおり、
脚本はとても感動できるお話です。
それだけに残念に思えます。
なにも映画として公開しなくても、
TVドラマスペシャルとして放送した方が、
この監督さんにはあっていたかもしれませんけども。
辛口感想で申し訳ございません。
でも正直に書いてしまいました。
テーマなどは畑違いに全然比べれれませんが、
映画としてこの「手紙」と
「ただ、君を愛してる」を見た時、
私の感じたイメージの違いを感じてくれたらなと思い、
記事にしてみました。
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