「眉山」(びざん) [2007年05月08日(火)]
昨日、試写会で観てきました。
「眉山」(びざん)

松嶋奈々子主演です。
でもこの映画の主人公は
徳島市であり、
市を見下ろす山、眉山であり、
阿波踊りでありました。
私のお袋は徳島県出身。
私が小学生の頃、夏休みは徳島の田舎で
1週間ほど過ごすのが習慣となってました。
この映画の舞台の徳島市からは離れた小さな漁師町でしたが、
親父が来てくれた時には家族で一緒に徳島市を訪ね、
阿波踊りを見学し、眉山のロープウェーに乗ったのを
懐かしく思い出してしまいました。
そんな徳島市が舞台の映画、「眉山」。

映画全体はとても緩やかなテンポで物語は進みます。
“眠たくて退屈な映画になるのかな〜”
という私の序盤の不安はどこへやら、
2時間の間、どっぷりと物語の世界に浸れました。
原作はさだまさし。
考えてみればこの映画のテンポは
さだまさしの世界かもしれませんね。
全編が彼の詩のような感じがしました。
母だから言えなかった。
娘だから聞けなかった。
娘役の松嶋奈々子さんは…ともかくとして、
母親役の宮本信子さんはとてもよかった。
でもそれ以上にラストシーンの主役は阿波踊りでした。
ユーモラスで勇ましい阿波踊りが、
あんなにも美しく、そしてあのシーンを盛り上げてくれるなんて…。
私はラストの阿波踊りのシーンで号泣でした。

セリフも一言二言しかないシーンでしたけど、
本当に感動の涙が流れ続けた阿波踊りのシーンでした。
徳島に思いのない方でも充分大丈夫です。
そしてもちろん、
徳島に思いのある方ならもっと感動できるのではないでしょうか?

地元の人ならどうしても気になるのが、
阿波言葉という徳島弁の存在。
私もお袋が徳島出身だけあって、
母方の親戚やいとこは皆徳島弁をしゃべります。
早口になると、これが本当に難しいんですよ。
『○○ちゃん、そんなこというちょ〜きにの〜。』
活字にしたら、ほんとに変です、
イントネーションはもっと独特で活字では無理です。
この映画ではなんとなくそんな言葉も出てきますが、
基本的には標準語に関西弁を足したみたいですね。
これはちょっといただけないかな〜。
「バッテリー」の岡山弁はよかったので、
この映画のセリフまわしは残念でした。

後、この映画を見に行く方への、
少々ネタバレ気味なアドバイスです。
映画の中で、母親が娘に宛てたメモが最後の最後に出てきます。
病弱な母親が書いた設定の為、
書かれた字自体が非常に弱々しく薄く、
なおかつそんなにアップになることなく画面に映ります。
その文字が読み上げられるナレーションもないので、
視力に自信のない方は、
劇場の前のほうで観賞することをお勧めします。
ちなみに私は40列の21列目の真ん中の席で見てました。
視力は裸眼で大型の車の免許が取れる0.5はあると思います。
…でも、よく見えませんでした。
肝心なシーンが見れなかったと、
ふくらマン共々悔いております。
これから見られる方はそんな失敗がないようにしてくださいね。
「眉山」、
とれもいい映画でした。
今度徳島に寄る事があれば、
眉山を訪ねようと思いました。
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