「椿三十郎」 [2007年11月30日(金)]
試写会で観てきました。
「椿三十郎」

私の父親の世代なら誰でも知っているであろう古典、
黒澤明監督、三船敏郎主演映画のリメイクです。
今回のこの映画、当時と同じ脚本を使っているそうです。
そんな事ですから、どうしても当時の映画と比べちゃいますね。
といっても、45年前の映画です。
私は知らないはずなんですが、
なんとなく見覚えがあるんですよね〜。
たぶん昔、父親などがテレビ放送されていたのを見ている時、
その横で見ていたとかがあったんだと思います。
で、そんな私が感じるのは申し訳ないが
主演の織田裕二さんの椿三十郎の違和感。
ん〜〜〜〜、、、
悪くはないとは思うのですが、
どうしても三船さんの迫力の印象がありすぎるのでしょうね〜。
それと殺陣の迫力もなんだかいまいちに感じました。
おそらくその理由は血しぶきだと思います。
黒澤「椿三十郎」は白黒映画とはいえ、
相手を切った瞬間、シュバーッと
もの凄い血しぶきが出ていたと思います。
時代のためなのか、織田「椿三十郎」に血は映らないんです。
それが殺陣の迫力を削ってしまっているようで残念です。
肝心の織田裕二さんの殺陣自体も切れや迫力に物足りない。
カッコイイ若手時代劇役者の人不足を感じてしまいます。
私の子供の頃の杉良太郎さんは本当にカッコよかった。
彼に続く時代劇役者さんが出てこない気がします。
この映画で一番残念なのは
ラストの椿と室戸半兵衛の対決シーン。
かつての三船さんの(映画なのに)、
どう切ったかわからないくらいのスピードの一瞬の殺陣。
それが今回、わかりやすい解釈の殺陣に
振付けられているのがどうにも残念。
この辺りも織田、豊川両氏の
殺陣の実力の限界を見た感じでした。
かつての杉さまのような、
づらの似合うカッコイイ時代劇スターの登場を願っています。
どんな分野でも、スターがいないと盛り上がらないですからね。
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