東野啓吾の直木賞受賞後、初の、書き下ろし作品「赤い指」読了。あんまり厚くないので、そんなに期待しないで読んだんだけど、これが直撃。厳密にゆうとぐっさりではなくて、じわじわ直撃なんだよね。ストレートとかアッパーではなく、強いジャブ、とか、強いボディブロー、みたいな読み物でした。
いつものことなんだけど、あんまり事前知識を入れなかった結果、これが、最高。数少ない東野ワールドのシリーズキャラクター、加賀恭一郎ものだったのね。
ミステリものについては、基本的に、ネタバレを恐れないので、その点、よろしくです。ここ最近の東野さんは、はずれが少ない。ハードカバーでも買ってよかった、と思わせるもんね。
捜査一課の刑事、松宮には元警察官の叔父がいた。不倫の末に生まれた子供である松宮の、育ての父として接してくれ、松宮が最も尊敬する人物だった。彼が刑事になったのも当然のことだったろう。松宮の叔父=加賀隆正(加賀恭一郎の父)は、癌に侵され余命はいくばくもなかった。病院での看護婦との将棋が最期の楽しみになっていた。
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