”こういうとき、男友達ができることは、ひとつだ” 〜「百舌姫事件」 [2008年05月30日(金)]

大塚あきら版になりましたね
実に7年ぶりなのね、狩野俊介シリーズの長編は。どこかの少年探偵のように「バーロー」などと俊介君はいわないけれども、非常に明察。感受性の強さが最大の武器なんだよね。今作も今までの俊介シリーズが好きな人にはおすすめである。これから入るのはやめたほうがいいけど。ちろっとあらすじを書くと。
町に魔術団がやってきた。「彼らが訪れた町では必ず宝石強盗が起きる」という噂とともに。
その須黒魔術団は、卓越した技術をもった人外ともいえる魔術師を擁し、ショーを行う。そんな折、うわさどおり、地元の宝石店・輝美堂からダイヤの指輪が盗まれてしまう。そして、起こるむごたらしい殺人事件。魔術団と宝石の盗難、殺人事件、それらをつなぐのはこの町に伝わる、「百舌姫伝説」だった…。はたして、俊介と野上はそのなぞを解けるのだろうか…。
ってとこですかね。佳作といったところか。やはり、俊介シリーズは「銀扇座事件」があまりにすごすぎたからなー。あれは、ものすごい作品だと思う。最高傑作でしょう。
しばらくぶりに読んだら、俊介シリーズっていつのまにか伝記推理になってたのね。たまたま今回だけだろうけど。
太田忠司って人は、同じ時間での話を書かないんだよね。じっくり成長していく話が書ける人で。俊介君も確実に成長しているしね。
あとは遅筆でなければなぁ。
ジャケとかから見ると、ラノベっぽいけど、結構骨太な話だからね。大人のミステリ好きにもおすすめではある。
とはいえ、てきーらも太田忠司は俊介シリーズと新宿少年探偵団しかちゃんと読んでないからね。あ、あと「3LDK要塞 山崎家」なんてのは読んでるけど。ほかのもそろそろ手を出そうかなぁ。
お、めずらしくネタバレしてない。














