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ドラゴン・キングダム/The Forbidden Kingdom [2008年08月02日(土)]



ぶーたじぇーっとはやーいじぇーっと、したたかなじぇっと。

いや一応言っとかないとね、お約束なんでね。

お約束ついでにもう一つ言わせてもらっていいですかね。

俺の股間がリー・ビンビン。

ありがとう御座います。

公式

友人と連るむでもなく女の子を誘うでもなく、独りで中華街に入り浸っちゃあ行き付けの質屋でカンフー映画のDVDを購入して喜ぶような、「スカイ・ハイ」のマイケル・アンガラーノ扮する冴えないヲタの少年が。

孫悟空に如意棒を渡すという使命を帯びて時空を越えちゃって。

タキシード」のジャッキー・チェンと、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のジェット・リーが扮する二人の使い手と、そして家族の命を奪った仇敵に復讐を誓った少女と、旅団を組んで。

二人の師の下で修行を積みつつ、民に圧政を敷く将軍を討ち滅ぼすべくの旅に出る。

という物語の筈なんだけれども、それが断片的なエピソードの羅列によってしか語られておらずまるで感動を覚えない。

無論、本作の映画としての意義はそんなところにない事は百も承知なんだけれども、けどやっぱ、主人公に感情移入をして以て本作に参加をした場合。

主義の違う二人の師匠の間で板挟みになる感覚をもっと味わいたいし、修行の成果を実感したいし、復讐心に身を焦がす少女の無闇に立ち入るのが躊躇われるような事情に、けれど拱手傍観して過ごすのが賢いのかと気を揉みたい訳ですよ。

美しく魅力的な敵キャラの存在に戦々恐々とし、けれど何某かの切っ掛けを掴んで改めて目的に向かって決意を固めたい訳ですよ。

けれどそんなような感動を覚える場面が皆無に等しいんですよ。

或いは僕がカンフー映画の勘所というやつを掴んでいない故かもしれませんが。

アクショシーンに感動しつつも、総じてはちと冗長に感じてしまいました、と。


個人的適正価格  780円

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コメント

劇場にて再度観賞。

特に意識をして前回とは視点を変えて観てみた、という事もないんだけれども、今回はかなりのめり込んで以て楽しむ事が出来まして。

その理由は何かと考えてみました結果。

前回僕は、主人公に感情移入をして以て即ち主観視点から観賞した訳ですが、その場合に僕が望むような物語の展開が用意されていない事が判っている今回は、描かれる事象の全体像と子細とを照らしながら、詰まり俯瞰視点から物語を眺め得た訳ですよ。

するってぇとこれが。

映画の導入部と結末こそ主人公の動向を描いているけれども、それらに挟まれた本編は実は、圧政を敷く将軍に立ち向かうべくに集った旅団の、その全体こそを主人公とし、そしてそれの結束が固まりゆく過程と旅路で以て見せる物語なのだという事が解りまして。

詰まるところがそれは、それぞれの目的、それぞれの主張を持つ個性の異なる奴らの呉越同舟であるのだと、踏まえるに適いまして。

するってぇと。

前回は断片的に見えてしまったエピソード、これを今回は、勘所を押さえた場面であり必要最低限の伏線でもあるのだと、読む事が出来まして。

果たして。

そうして描かれるキャラクターそれぞれの、そして旅団の、因果を、外連味溢れる絵面と共に存分に楽しんだ次第、と。


個人的適正価格  980円
Posted by:杉山  at 2008年08月19日(火) 08:57

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