Behind the Mask: The Rise of Leslie Vernon [2008年05月01日(木)]
Nathan Baeselと。「24 -Twenty Four- シーズンW」「ホーム・アローン」のアンジェラ・ゴーサルズたんの。
面白いスラッシャー映画の作り方講座、はっじまっるよー。
official。
冒頭のシークエンスに「Hatchet」のケイン・ホッダーが台詞なしの顔見せ出演、役名がElm Street Resident。
で以て「ダンス・オブ・ザ・デッド」のロバート・イングランドがガイキチの凶行を止めようとする精神科医役で登場。
と、そんなギミックが成立するような、詰まり。
夢に向かって一直線、それこそが吾が人生と熱弁を振るう連続殺人鬼志望者の、その実像と犯行計画を追うドキュメンタリィの体で以て殺人鬼側の視点からスラッシャー映画の成り立ちを見せる、いわゆるメタ構造の作りになって御座います、と。
詳細。
そんな訳で。
被害者を決定し、それに殺人鬼たる己が存在を仄めかすべくの裏工作を実行、そのまま第一次接触を果たし、更に駆けつけた精神科医の発砲を受け姿を消すようにして撤退。
と、上々のその結果をつぶさに捉えた映像を肴に唯一の友であり助言者たると大いに盛り上がる連続殺人鬼志望者の図、などは。
例えば「アイス・プリンセス」で言ったら、物理学から導き出した主人公の理論が実地に於いても結果を出すの図、な訳ですよ。
例えば「ミーン・ガールズ」で言ったら、OK, let's rock this bitch.の段、な訳ですよ。
詰まり努力の先ずの結実、次の段階への弾みを云う場面な訳ですよ。
という具合の諧謔に溢れた内容になっている訳ですよ。
んで以て、映画も終盤に入りましていよいよ計画が実行さるる段になりますってぇと。
悪夢の一夜を語り継ぐ生き証人として、処女と見込まれ生存者として設定されていた少女が実は、きっとロデオマシーンなんざは軽く捩じ伏せるほどの見事な腰使いを身につけた剛の者だったのでした、なんてな事実が計画の予定通りの進行を狂わせて。
ドキュメンタリィの進行役且つインタビュアーが踵を返し、まさか現実のものになるとは思っていなかった犯行現場に乱入、不確定要素として介入し、やはり計画を波乱に陥れる。
と、詰まり前半で語られたあれこれを前振りと生かす展開が繰り広げられる、と。
そんなふうに、物語としても、意外性と裏切りで以て観客をにやにやとさせる一方で。
それまでは言わばワナビー、得々と技術論を語るだけの徒爾に饒舌なだけの頭でっかちに過ぎなかった志望者が。
マスクを被り言葉を封じそして殺戮を実行する、真に殺人鬼となったその姿、殊に、それまでの行動を共にしてきた筈のカメラマンだかを命乞いの言葉に耳も貸さずにあっさりとぶち殺すという絵面で以て。
精神性はともかくとしても造形としてはへなちょこだなぁ、という、殺人鬼Leslie Vernonへの第一印象をしっかりと覆してみせる、と。
以上の事をまとめますと、詰まりこーゆー事だ。
一言で云えば発想の勝利、スラッシャー映画の基本的なフォーマットを巧みに利用して以て独創的なそれに仕上げてあったのでした、と。
ただこの一言、お見事でした、と。
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