2008年05月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31



http://track-back.net/tokubai-zakki/index1_0.rdf
http://track-back.net/tokubai-zakki/index2_0.rdf

ジェロニモ/Geronimo: An American Legend [2008年05月16日(金)]

一方では信念のままに生きる戦士、一方では反逆者、ジェロニモに扮するウェス・ステューディのその説得力を備えた佇まいが素晴らしい。

それと敵対する立場に在りながら個人として向き合うアメリカ軍将校に扮するジェイソン・パトリックの真摯な雰囲気も素晴らしい。

或いは権勢を誇る為の政治の手先として国家に属するに、「キャノンズ」「ニューオーリンズ・トライアル 陪審評決」のジーン・ハックマン。

狂言回しとして事の次第を見詰める若者役に「ブラザーズ・グリム」のマット・デイモン、と。

詳細

画面に登場するのは馬と荒野と男ばっかり、茶色い絵面が延々と続く訳ですよ。

けれど観る者を飽きさせないように配慮のされた、ドラマシーンとアクションシーンの配合具合、これも悪くはないと思うんですよ。

なのに何故か平坦な印象、そこだけを切り取ればアクションシーンは多彩で以て楽しめる、なのにやっぱり地味な印象を受けるんですよ。

或いはそれは、ドラマ部分に於いて語られるが通り一遍、描き方が事務的、故に感情移入がし難い為なのかしら。

歴史の一場面としての事象全体を描くのではなく、いずれ個人の闘争を描いた物語と感じたものですからそこを掘り下げた方がよかったのではないかと思いました、と。


新品購入価格  933円(内消費税額44円)
個人的適正価格  480円

ミスト/The Mist [2008年05月16日(金)]



「プリティ・ウーマン」と「ショーシャンクの空に」、この二作品の共通点は何かと申しますと。

思い出に残る、或いは感動した、或いは好きな映画、として女性タレントに作品名を挙げられる頻度が高い、という事で御座いまして。

即ち無難な映画作品のその二大巨頭、という事で御座いますね。

言わずもがな、その結果は統計をとった訳ではなく僕の印象を言っているだけなんですけれども。

キャリー」「ミザリー」「シャイニング」、そして「地獄のデビル・トラック」のスティーヴン・キングが原作、監督はフランク・ダラボン、「ショーシャンクの空に」のコンビが再び顔を合わせたのが詰まり本作、と、そういう事らしいです。

ペッ。

主演は「パニッシャー」のトーマス・ジェーン。

共演は「いけにえ」「ミュータント・フリークス」のウィリアム・サドラー、「絶対×絶命」のマーシャ・ゲイ・ハーデン、「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」のローリー・ホールデン、「リディック」のアレクサ・ダヴァロス、他、と。

公式

俺は自分が思っている以上にマッチョ志向なのかもしれない。

てな事を、「パンズ・ラビリンス」を観た際に思った訳ですけれども。

違うわ、不幸を不幸として理解する感性が麻痺しているだけのバカな楽天家、或いは現実と虚構の区別が出来ない犯罪者予備軍に過ぎないわ、俺。

今から描き出される事態は現実の延長上にあるものとご理解ください。

とする導入部、その巧みさに感心を覚え、即ち。

飽く迄も現実世界の住民としてその事態に対処をしてください。

という前提も受け入れた筈なのに。

タコ足が出現した時点でそれをすっかりと忘却しちゃって、替わりに現実世界じゃあ糞の役にも立たない英雄願望なんぞを武器として手にしちゃって。

ひゃっほう、俺のターン、とか思っちゃって。

火達磨になった翼竜だかが店内を飛び回る場面ではすっかりとテンションが上がっちゃって。

恐怖を目の当たりにしてすっかり挫けて取り憑かれたように祈りを捧げるジムの姿に爆笑まで誘われちゃって。

そして迎える衝撃の結末、主人公の選択に何もそんなに悲観的になる事はねぇじゃん、てな具合の異議を覚えちゃって。

果たして。

絵面としては楽しんだけれども物語としてはその展開に多くの不満を覚えてしまって。

さっぱりと感じ入る事が出来なかったのでした、と。


個人的適正価格  650円
trackback Blog by isao.net