生搾り [2008年05月19日(月)]
…なんて書くとビールを連想しますが、今回のネタは醤油。
密かなブームなのか、自社の工場を見学させてくれる企業というのがあります。テレ玉の深夜帯アニメの間にCMを流してる醤遊王国もそのひとつ。
弓削多醤油さんの醤油工場に見学施設を併設したもので、見学以外の目玉は食堂で出される醤油ソフトクリームと醤油プリン、生搾り醤油を使った卵かけご飯。

きれいな星空と美味しいものを求めて全国を行脚する謎のコンテンツプロデューサー、にへどん氏のお誘いで行ったわけですが、早朝に出掛けたためか妙に早く到着してしまう、と。
CMで流れてる映像からけっこう街中の工場を想像していたんですが、立地は畑に囲まれた静かな土地。工場の横にはワサビが育つくらいきれいな湧き水がでているほど。
お酒同様、おいしい醤油作りにはおいしい水が欠かせないってことなんでしょうか。
見学までの時間をどう潰そうかと考えていると、「ご飯系はまだだが、アイスとプリンなら行けるぞ古代!」的な情報を売店のおねぇさんから聞き出してくる にへどん氏。さすがだ。
というわけでこれが醤油ソフトと醤油プリン。どっちもそこはかとない醤油の風味とクリームやプリンの甘さがマッチしておいしい(ちなみに、プリンの横に写っているのは、にへどん氏のサイト『けさらんぱさらん』のマスコット共同運営者のもぐちゃん)。
ついでに注文した醤油団子を平らげて朝飯抜きの胃袋をなだめていると、工場見学のファーストクルーズが始まるとのアナウンス。
行ったのが日曜で工場は稼働していなかったんですが、国産の大豆はそのほとんどが白くて四角い醤油との相性がとても良い食品に化けてしまうために原料の確保が大変だとか、熟成した諸味から醤油を搾り出すのに何十トンもの荷重をかける結果、搾り滓にはほとんどうま味が残ってない(一つまみ齧ってみたけどほんとにバサパサ。牛の塩分補給のための飼料として再利用されるそうです)とか、いろいろ面白い話が聞けてけっこう満足。
社会科見学ってのは分別ついてからやるもんかもしれませんなぁ。小学校の時はこういう話、ぜんぶ頭の上を素通りしてたもん(w
仕込みと圧搾という、工程の中ではインダストリアルな部分を見た後で、熟成室(?)に並んだ醤油桶を見下ろしながら説明の続き。食堂に隣接する形で桶が並んだ熟成室が見えるようになっているのは、さながら宇宙戦艦ヤマトの手術室のよう(写りが悪いのは勘弁)。
桶仕込みと樽仕込みの違いは蓋の有無だけ。そして、その桶や樽を作るには特殊な技能が必要で、職人は日本に5人くらいしかいないんだとか。
ちなみに桶と樽では製作に違う技法が必要で、樽職人が桶を直すとか、その逆のようなことはできないんだそうです。うーん、こんなとこにも匠の技。
意外だったのは熟成室の衛生管理。醤油工場は掃除しちゃいけないってのが昔からの習わしだそうで、見れば、諸味を掻き回した時に飛び散った飛沫が壁にへばり付いていたりします。
なんでも、諸味は塩分濃度が高く、大抵の腐敗菌は数分で死滅してしまうとのこと(あの強靭な病原性大腸菌O-157でさえ数時間しか保たない)。下手に水洗いして塩分濃度が下がると逆に雑菌が繁殖しちゃうんだとか。いやー、生物工学って面白いわ。
ちなみに、諸味を搾ってでてきた醤油に過熱などの加工をしないのが生醤油で、中に麹菌が生き残っているため風味がよく、刺身や卵など直接かけて食べるメニューに向いていて、賞味期限は1ヶ月程度、要冷蔵。さすがは生搾り。
ちなみにコレ、いれた醤油が空気に触れる面積を極力小さくするように設計された特製の醤油指し(非売品)だそうです。
見学が終わってお昼。ご飯や卵の準備ができたので待望の卵かけご飯に挑戦。
ご存じの通り、卵を温かいご飯にかけ、醤油で味付けしてかき込むという至ってシンプルな料理なんですが、醤油や卵のかけ方やかき混ぜ方で味が違い、意外と奥が深かったりします。
醤遊王国さんの推奨はご飯に醤油(もちろん生搾り)をかけてかき混ぜ、後から卵をかけるもの。これだと醤油が下に溜まらず、均一に醤油と卵の味を楽しめる、と。
やってみましたが、たしかに旨い。うーんこりゃ研究してみる価値はあるぞぉ。卵って安いし。
こうなりゃ全種類制覇だ、とばかりに納豆とジャガイモのボイルも注文する食いしん坊ふたり。しかしまぁ、醤油かけただけのジャガイモがこんなに旨いとは。
そして納豆。ご飯と一緒にかき込みながら、にへどん氏の目が怪しく光ります。
「こんどは納豆を調査しに行こう!」
するってぇと次は水戸ですかい。いやまぁ望むところですが。
密かなブームなのか、自社の工場を見学させてくれる企業というのがあります。テレ玉の深夜帯アニメの間にCMを流してる醤遊王国もそのひとつ。
弓削多醤油さんの醤油工場に見学施設を併設したもので、見学以外の目玉は食堂で出される醤油ソフトクリームと醤油プリン、生搾り醤油を使った卵かけご飯。

きれいな星空と美味しいものを求めて全国を行脚する謎のコンテンツプロデューサー、にへどん氏のお誘いで行ったわけですが、早朝に出掛けたためか妙に早く到着してしまう、と。
CMで流れてる映像からけっこう街中の工場を想像していたんですが、立地は畑に囲まれた静かな土地。工場の横にはワサビが育つくらいきれいな湧き水がでているほど。
お酒同様、おいしい醤油作りにはおいしい水が欠かせないってことなんでしょうか。
見学までの時間をどう潰そうかと考えていると、「ご飯系はまだだが、アイスとプリンなら行けるぞ古代!」的な情報を売店のおねぇさんから聞き出してくる にへどん氏。さすがだ。
というわけでこれが醤油ソフトと醤油プリン。どっちもそこはかとない醤油の風味とクリームやプリンの甘さがマッチしておいしい(ちなみに、プリンの横に写っているのは、にへどん氏のサイト『けさらんぱさらん』のマスコット共同運営者のもぐちゃん)。
ついでに注文した醤油団子を平らげて朝飯抜きの胃袋をなだめていると、工場見学のファーストクルーズが始まるとのアナウンス。
行ったのが日曜で工場は稼働していなかったんですが、国産の大豆はそのほとんどが白くて四角い醤油との相性がとても良い食品に化けてしまうために原料の確保が大変だとか、熟成した諸味から醤油を搾り出すのに何十トンもの荷重をかける結果、搾り滓にはほとんどうま味が残ってない(一つまみ齧ってみたけどほんとにバサパサ。牛の塩分補給のための飼料として再利用されるそうです)とか、いろいろ面白い話が聞けてけっこう満足。
社会科見学ってのは分別ついてからやるもんかもしれませんなぁ。小学校の時はこういう話、ぜんぶ頭の上を素通りしてたもん(w
仕込みと圧搾という、工程の中ではインダストリアルな部分を見た後で、熟成室(?)に並んだ醤油桶を見下ろしながら説明の続き。食堂に隣接する形で桶が並んだ熟成室が見えるようになっているのは、さながら宇宙戦艦ヤマトの手術室のよう(写りが悪いのは勘弁)。
桶仕込みと樽仕込みの違いは蓋の有無だけ。そして、その桶や樽を作るには特殊な技能が必要で、職人は日本に5人くらいしかいないんだとか。
ちなみに桶と樽では製作に違う技法が必要で、樽職人が桶を直すとか、その逆のようなことはできないんだそうです。うーん、こんなとこにも匠の技。
意外だったのは熟成室の衛生管理。醤油工場は掃除しちゃいけないってのが昔からの習わしだそうで、見れば、諸味を掻き回した時に飛び散った飛沫が壁にへばり付いていたりします。
なんでも、諸味は塩分濃度が高く、大抵の腐敗菌は数分で死滅してしまうとのこと(あの強靭な病原性大腸菌O-157でさえ数時間しか保たない)。下手に水洗いして塩分濃度が下がると逆に雑菌が繁殖しちゃうんだとか。いやー、生物工学って面白いわ。
ちなみに、諸味を搾ってでてきた醤油に過熱などの加工をしないのが生醤油で、中に麹菌が生き残っているため風味がよく、刺身や卵など直接かけて食べるメニューに向いていて、賞味期限は1ヶ月程度、要冷蔵。さすがは生搾り。
ちなみにコレ、いれた醤油が空気に触れる面積を極力小さくするように設計された特製の醤油指し(非売品)だそうです。
見学が終わってお昼。ご飯や卵の準備ができたので待望の卵かけご飯に挑戦。
ご存じの通り、卵を温かいご飯にかけ、醤油で味付けしてかき込むという至ってシンプルな料理なんですが、醤油や卵のかけ方やかき混ぜ方で味が違い、意外と奥が深かったりします。
醤遊王国さんの推奨はご飯に醤油(もちろん生搾り)をかけてかき混ぜ、後から卵をかけるもの。これだと醤油が下に溜まらず、均一に醤油と卵の味を楽しめる、と。
やってみましたが、たしかに旨い。うーんこりゃ研究してみる価値はあるぞぉ。卵って安いし。
こうなりゃ全種類制覇だ、とばかりに納豆とジャガイモのボイルも注文する食いしん坊ふたり。しかしまぁ、醤油かけただけのジャガイモがこんなに旨いとは。
そして納豆。ご飯と一緒にかき込みながら、にへどん氏の目が怪しく光ります。
「こんどは納豆を調査しに行こう!」
するってぇと次は水戸ですかい。いやまぁ望むところですが。








